「フレックスタイム制」の導入による残業時間の変化

2024年4月、VTホールディングス株式会社はフレックスタイム制を導入しました。

フレックスタイム制とは勤務形態の一種で、従業員自身が勤務する時間を自由に決めることができる制度です。
詳しく知りたい方は、導入当時に公開した以下の記事をご確認ください。

さて、このフレックスタイム制を導入した背景ですが、当社では以下3つのメリットがあると考えていました。

① ワークライフバランスの向上
② 通勤時のストレス軽減
③ 仕事の効率化

①と②については、私も「フレックスタイム制」が導入されて良かった!と毎日のように実感していますが、③についてはどうでしょうか?

導入から半年が経過したので、現時点での変化を残業時間から確認してみたいと思います。

平均残業時間の算出方法について

早速本題…!といきたいところですが、まずは平均残業時間の算出方法から説明させてください。
「そんなもの興味がないから結果だけ知りたいよ!」という方はスクロールして、飛ばしていただければと思います。

平均残業時間の算出式

採用サイト内の人事データで公開している平均残業時間も同様ですが、以下の式にて平均残業時間を算出しています。

例えば、以下の例で計算すると、残業時間の合計が2,000時間。出勤人数の合計が100名で、2000÷100=20時間 といった具体です。

なお、フレックスタイム制の導入前後を同様の条件で比較するため、割増賃金の計算方法とは異なりますが、有給の取得時間も含めて、以下の式にて残業時間をカウントしています。

(実労働時間+有給の取得時間)ー 清算期間における所定労働時間 = 残業時間

実際に平均残業時間にどのような変化があったのか

それでは、実際に平均残業時間にはどのような変化があったのでしょうか?

結果からお伝えすると、1ヵ月当たり1時間25分の残業時間削減につながりました。

確かに効果はありましたが、個人的にはあまり大きな変化は表れなかったという印象です。

変化の要因を推察する

次に、より詳しく残業時間の変化を確認するため、各月の残業時間を昨年実績と比較してみます。

すると、フレックスタイム制が導入された4月から月日が経過するにつれて徐々に平均残業時間が減少しており、8月以降は大きく残業時間が削減できているのがわかるかと思います。

「この原因は何だろうか?」と個人的に推察してみたのですが、主に以下の2つの理由ではないかと考えています。

・4月は繁忙期で1か月を通して多忙だったため、フレックスタイム制のメリットを活かせず、残業時間の削減には繋がらなかった。
・導入当初はフレックスタイム制の活用に慣れておらず、導入以前の働き方を継続する社員が多かった。

実際、フレックスタイム制の導入から半年が経過した今では「朝ゆっくりと10時頃に出社する」「夕方17時に早めに退社する」といった働き方も多く見られるようになったので、この調子でいけば下半期や来年度以降はこの結果以上に残業時間の削減も期待できるのではないかと思います!

さいごに

VTホールディングス株式会社は、健康経営優良法人として、今後も残業時間の削減を含め、安全安心で健康に配慮した職場づくりに継続的に取り組んでいきます!

平均残業時間の実績について気になる方は、当採用サイト内の人事データを毎年更新していますので、ぜひブックマークをお願いします。

当社に興味をお持ちの方、一緒に働きたいと思った方からのエントリーをお待ちしています。

執筆・編集:総務グループ 中西

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